収録を終えられての感想をお願いいたします。
あやかし達がたくさん登場する独特な空気と世界観をもつ作品ということで、少しひんやりするような心地で収録にのぞんでいました。いろんなルートがあって、それがどう重なって物語をどう左右していくのかが、この作品のひとつの楽しみどころなので、それをめいっぱい楽しんでお芝居しようと思ってやりました。
ご自身が演じられた
秋良に関する印象をお聞かせください。
メガネにマスク、さらにマントという出オチっぽいキャラクターで、クセがあるので変人扱いされるようなシーンもありましたが、実際は自己表現が少し下手な男の子なんです。でも根はいい奴で可愛げもあって、放っておけないキャラクターです。
それに、縛られている過去から解き放たれたい、それには他人に頼らずに自分でちゃんと答えを出さないと、という気持ちが見えるので応援したくなります。その気持ちが強すぎて空回りすることもありますが（笑）。いいところと悪いところが一緒になっている子なんだと思います。
ただ、自分自身は花粉症ではないので、秋良の苦しみはわからないし、分かりたくもないですね(笑)
印象に残ったシーンや、
お気に入りのセリフがありましたらお聞かせください。
ひたすら「椿」「狐面」ばっかり言っていましたから、とにかくこの二人のことが刷り込みのように自分の中に残っていますね。それだけ想いが強いと言えばいいんでしょうか。
今作の物語展開でも重要な要素のひとつである「食事」。
櫻井さんなら食事の相手に誰を選びますか？
一緒にご飯を食べるという意味なら、からかいながら楽しく食事ができそうなので秋良ですが、作中の食事という意味では秋良は美味しくなさそうですね（笑）。
それなら由でしょうか。なんとなく透明感があって、のどごしがすっきりしていそうだなと。個人的なイメージは無味無臭なんですけど、だからこそ味わってみたい感じはしますね。食べる人によって味が変わりそうなキャラクターだと思います。
ゲームの舞台である空環市では不思議なことが
たくさん起きているのですが、
何か不思議な体験をされたことはありますか？
昔、初めて行くスタジオの道がわからなくて道に迷ったことがありました。そのとき近くにいた野良犬が、なんとなくこっちを気にして歩いている気がしたんです。それでその犬について行ったらスタジオにたどり着けたことがあります。ただの偶然かもしれませんが、導かれたと思いたいですね（笑）。
ファンの皆様へ
メッセージをお願いいたします。
独特の雰囲気や間合いをもつ作品なので、どっぷりと世界観に浸ってもらえると思います。1回やっただけでは作品の一面しかわかりません。何度もプレイすればするだけ、迷い込んでいくような没入感を味わえる作品ですので、ぜひたくさんの方に余すところなく堪能してもらえれば嬉しいです。
