あかやあかしやあやかしの

物語

あらすじ
空環(ウツワ)市の郊外の山にある 空環の神社で生まれ育った少年、由(ユエ)。 ある日、幼友達の黒狐(クロギツネ)に連れられて、 冬の大祭に行く。 あかあかと灯る提灯、ざわめく人影。 うまれて初めて見る外の世界で、 由はふたりのふしぎな少年に出会う。 山に戻った由がその事を神社の主(ヌシ)の ミコトに告げると、ミコトは由にこう言った。 …『食事』の支度をするように。