収録を終えられての感想をお願いいたします。
以前も一度やらせていただいた役なので、キャラクターはとくに問題もなく順調に終わったんじゃないかと思います。
ご自身が演じられた
嵯峨野に関する印象をお聞かせください。
もともと謎のキャラクターというポジションだったんですが、今回のゲームの収録で彼の目的などがはっきりして「あ、そういうことがあったんだ」とようやく僕もわかりました(笑)。ただの怪しい人ではなくて、彼なりの目的をもって存在しているんです。プレイしてもらえればわかってもらえると思います。
印象に残ったシーンや、
お気に入りのセリフがありましたらお聞かせください。
とにかく「容れ物」とたくさん言いました。これがけっこうキーワードになると思うんですが、なかなか普段人に向かって「容れ物」って言うことはないですから(笑)。
基本やる気があまりないというかテンションが低い人なので、本来の目的のためにたまにアグレッシブになるところが、普段とギャップがあって印象に残っていますね。
今作の物語展開でも重要な要素のひとつである「食事」。
鳥海さんなら食事の相手に誰を選びますか?
見た目的におじさんとかは嫌なので、どうせ食べるなら美味しそうな人がいいなぁ(笑)。嵯峨野は由・秋良・灯吾くらいとしかあまり絡まないんですよ。そういえば、秋良くんは花粉症でずっとマスクなんですよね。あまり不潔な空気を吸っていなさそう。無菌室で育てられた家畜というか、不純物が入ってなさそうでおいしく育てられた気がするので、まぁ彼にしておきます(笑)。
ゲームの舞台である空環市では不思議なことがたくさん起きているのですが、
何か不思議な体験をされたことはありますか?
不思議と言えば、声優をやっていることが今となっては一番不思議かもしれないです。普通に考えると、ちょっと特殊な職業だと思いますから。子どものころを思い返して見ても、まさかそんな職業につくとは思ってもみなかったですね。それなのに20年近く声優をやっているのが変な感じです。
ラジオや生のイベントは別ですが、基本的には収録したものを時間が経ってから聞いてもらうわけでしょう。直接見たり聞いたりする人たちに語りかけているわけでもないし、あくまで物語の中のセリフをしゃべっているんだけれど、それが誰かに影響を与えているというのはよく考えてみると不思議に思いますね。
ファンの皆様へ
メッセージをお願いいたします。
今回はPSPのゲームということで、よりみなさんのところにお届けしやすい形なのかなと思います。ルートも追加され、フルボイスになりまして、PC版をプレイした方もまったく新しいものとしてやってもらえる作品になっています。まだプレイしたことがない方もぜひ一度興味を持って、手にとってもらえれば嬉しいです。